防音工事に不可欠な専用の遮音材

防音設計を担当する防音工事の現場に不可欠なものが、防音材です。我々専門家の分類では、「遮音材」「制振材(絶縁・防振材を含む)」「吸音材」の3つを合わせて「防音材」と総称しています。

このうち、遮音材には、吸音性のある製品が含まれます。とくに衝撃音など強いインパクトのほか、反射抑制効果を持つ素材です。木材はその典型です。針葉樹の木材は吸音性のある遮音材としても活用できます。

一般的な製品では「ラーチ構造用合板」があります。専用の遮音材と併用すると、質量則を超える防音効果が出ます。

私が使用する専用の遮音材は、高比重で柔軟性を持つ製品です。市販品ではなく、ある建築業界以外の分野で開発された防音材です。費用対効果を考慮して3種類ほど確保しています。

実績としては、26年以上使っていますので、申し分のない製品だと思います。

木造防音の最新技術を追求する

木造住宅と木造防音室の防音設計の最新技術は音の制振・絶縁・減衰機能を高める仕様・構造を構築することを目的としています。 業界では素材・構造体の周波数特性とともに軽視されていた分野です。 特に木造に適した薄い防音対策を追求してきた事例や方法論について考察します。

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