防音設計における理想の遮音材

私の約26年間の研究と担当現場、取引先の調査事例によると、理想的な遮音材は「高比重で柔軟性を有する製品」ということが明らかになっています。

この製品は最も歴史のある「アスファルト基材」のほか、車産業・機械設備業界で開発された「合成樹脂」が最も費用対効果が高いものとして、私の担当現場で活躍しています。

とくにアスファルト基材を加工した遮音材は耐用年数が最も長く、室内で使用する防音材として注目されています。合成樹脂と同様に衝撃エネルギーを吸収する特性もあります。

取引先も説明しているように、「古代エジプトではアスファルト舗装道路が存在し、我が国では朝廷に燃土(土瀝青)・燃水(石油)が献上されたと日本書紀に記録されている」など、特にアスファルト遮音材は、建築以外の分野では最も古い、実績のある製品です。

ちなみに、硬質な遮音材である「石膏ボード」や「鉛シート・遮音パネル」は、コインシデンスなど弱点があり、硬質シージングボードを含めて注意が必要です。

木造防音の最新技術を追求する

木造住宅と木造防音室の防音設計の最新技術は音の制振・絶縁・減衰機能を高める仕様・構造を構築することを目的としています。 業界では素材・構造体の周波数特性とともに軽視されていた分野です。 特に木造に適した薄い防音対策を追求してきた事例や方法論について考察します。

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