木造防音室の改善対策方針

ここ数年、建築費用が高騰し続けていますが、いまや「木造の音楽防音室」は贅沢品となり、昨年から今年のかけての新築及びリフォームによる木造防音室の相談者の計画中断が増えています。

中には、他の専門業者に依頼した結果、遮音も音響も満足できない結果となり、防音職人に再相談されている施主(相談者)が複数居られます。

しかし、大半のご予算を消費した状況では、根本的な改修・改造工事は難しく、出来る限り優先事項を絞り込んで、実行する計画を立て直すしか方法はありません。

このような事態を回避するためにも専門業者選びは慎重に行わなければなりません。当該業者の実績を必ず確認して、自社製品の使用ばかり推奨する業者の提案は、セカンドオピニオンとして他の専門家に有料コンサルティングでチェックしてもらうことで、安心を買うべきです。

通常、完成後の木造防音室は、大規模な解体工事をすると大半が予算の無駄になるので、生かせる施工内容は最大限活用する中で、比較的薄い構造で改善する方針が無難です。

また、音響改善の場合は、表層材の吸音率を上げながら、ご近所への音漏れが気になる壁面を重点的に遮音性能アップさせ、それ以外は、音響調整を重視した改修を行ったほうがうまく行きます。

すべての壁面を遮音性能にシフトした追加対策を行うと音響は改善できません。

木造防音の最新技術を追求する

木造住宅と木造防音室の防音設計の最新技術は音の制振・絶縁・減衰機能を高める仕様・構造を構築することを目的としています。

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