住宅の防音設計
建築全般に言えることですが、住宅の防音対策の基本は、「遮音・制振・吸音」の3つの機能を複合化させることです。 建築士も施工業者も、ほとんど、この3つの機能について理解せずに、遮音材にシフトした設計・施工をしたり、断熱発泡材を吸音材と混同するなど致命的なミスをすることもあります。 隙間だらけの建具を設計したり、障子に遮音性能があると思い込むなど、我々専門家からすると信じられない現実があります。
住宅の防音設計は、空間や構造的な制約が多いため、薄くて費用対効果の高いものが求められますので、大規模建築やスタジオ防音室などに比べて難しい面があります。現場などの実践経験が非常に重要な分野です。
市販されている防音材は、実際の現場で使用するとメーカー申告の遮音性能や吸音率と大きくかい離することも珍しくありません。これを考慮して安全側で遮音性能を設定する必要があります。これは設計指示・工法によっても防音効果に差が出ます。
住宅の生活防音や防音室を専門業者に依頼される方は、上記のような現実があることを念頭に慎重に業者を探さなければならないのです。
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