防音材などの値上げ圧力について

住宅や防音室の防音設計を支える取引先の防音材は、近年値上げ圧力にさらされています。物流の輸送費などの値上げ、樹脂製品・材料の輸入材に関する値上げが主な要因と言われています。

*とくに樹脂は中国などの輸入材を混合して価格を抑えてきましたが、備蓄材やリサイクル材料のストックが無くなった時点で値上げは起きると思います。

このため、防音職人では数年前から少しずつ仕入れが値上げされた遮音ゴムマット(塩ビなど樹脂でできている製品)の仕様を一部見直し、アスファルト基材の防音材やPETウール・高密度フェルト材の製品を活用した防音設計の仕様に切り替えています。

ですが、遮音ゴムマットを併用しなければならない床や天井面は、今後の値上げによって見積金額に影響が出るのは避けられない状況となりました。

このため、現在、契約現場においては先行して荷受けをお勧めしているところです。一つの製品が値上げされると、連動してメーカーの工場における生産コストが影響を受けます。すでに、市販の防音材は昨年から仕入れ価格が上がったと聞きました。一般建材については、すでに今年も値上げされました。着工時期が遅れると、さらに見積金額の修正が出てくると思われます。

木造防音の最新技術を追求する

木造住宅と木造防音室の防音設計の最新技術は音の制振・絶縁・減衰機能を高める仕様・構造を構築することを目的としています。

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