木造音楽室(防音室)のアンサンブルの想定

新築で音楽防音室を計画する場合は、かりに主な用途がピアノであっても、想定されるアンサンブルなど併用する楽器の種類を、音響防音設計の専門家(専門業者)に最初から説明したほうが良いです。

ピアノ室に最適な杉フローリングは、固い機材や楽器を引きずると傷がつくため、保護するためのマットなどを必ず敷くことを考えてください。

その場合、無垢の杉材フローリングに敷物の色移りがしないような製品を選んでください。一度色が付着すると、補修の専門業者でないとクリーニングできません。

また、エンドピンを立てて楽器を演奏する場合も同様です。ドラムを使用する場合は、家具などの配置によって音響を調整したほうが良いです。クッション性の有る敷物は不安定になり、練習などに支障が出ます。

逆に、金管楽器を主な用途として計画する場合は、あとからピアノやドラムを入れて演奏すると床や壁が共振する場合がありますので、新築の段階での備えが必要です。

木造防音の最新技術を追求する

木造住宅と木造防音室の防音設計の最新技術は音の制振・絶縁・減衰機能を高める仕様・構造を構築することを目的としています。 業界では素材・構造体の周波数特性とともに軽視されていた分野です。 特に木造に適した薄い防音対策を追求してきた事例や方法論について考察します。

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